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2017.08.23 | configure-initial-settings-for-dynamics-365/

Dynamics 365 Excel Onlineでデータインポート

Author:Takafumi Noguchi

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前回までの記事では、インポート用のテンプレートを利用してデータをインポートする処理についてご紹介しました。この方法は、初期データをインポートする際にとても便利な機能になります。そして今回は、テンプレートを利用するのでなく、作成したビューをもとに、Excel Online で動的にデータをインポートする方法について記載していきます。

なお、Excel Online で動的に編集する際、ローカルPCに Excel クライアントがインストールされている必要はありません。

事前にビューをつくっておく

Excel Online で動的にデータをインポートしたいエンティティを開いて、すぐに処理することも可能ですが、Dynamics 365 に5000件以上のレコードが格納されている場合、処理に時間を要することになります。そのため、事前にビューを作成して、そのビューに表示されるレコードを編集、もしくは新しいレコードを追加する方法をご紹介します。

ビューはシステムビューと個人用ビューの2種類がありますが、柔軟性を考慮して、個人用ビューを作成します。画面右上の「高度な検索」をクリックします。

「新規」ボタンをクリックして新しいビューを作成しましょう。

フィルター条件を設定します。ここでは、以下のような条件としました。

次に、「列の編集」をクリックして、表示させる列を選択します。選択された列が Excel Online でのインポートで値を編集、追加できるフィールドになるので、必要な列を選択します。必要な列にチェックを入れたら、「OK」をクリックします。

表示させる列の順番を変更したら、ここでも「OK」をクリックします。

「上書き保存」をクリックして、ビューの名前を設定後「上書き保存」をクリックします。

これで個人用ビューが作成されました。

Excel Online でデータのインポートを行う

それでは、取引先企業を開いて、先ほど作成したビューを使いましょう。

ビュー一覧を開くと、「自分のビュー」に先ほど作成したビューが表示されていることがわかります。そのビューをクリックします。

すると結果がフィルター条件に合わせて絞られました。早速、Excel Online で編集します。メニューから「EXCEL にエクスポート」の ▼ をクリックして、「Excel Online で開く」をクリックします。

Excel 編集画面になりました。各列に必要な値を入力していきます。さらに新しい企業も追加します。

 

取引先企業名:株式会社エクセルインポート
代表者番号:029-186-6930
郵便番号:305-0062
住所:茨城県つくば市赤塚5-9-4
 

すべての編集と追加が完了したら、「変更を DYNAMICS365 に保存」をクリックしてデータをインポートします。

インポート用にデータが送信されるので、インポート処理の状態を確認して完了したら結果を確認します。

以下のようにレコードが更新されています。

このように、Excel でデータを管理するように、Dynamcis 365 ではレコードの追加や更新を行うことができます。 便利機能になるので、ぜひ使いこなしてみてください。
 

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