Dynamics 365 の基本について知ろう Dynamics 365 の営業機能を活用してみよう Dynamics 365 のリードを使ってみよう Dynamics 365 でリードから営業案件を作成する Dynamics 365 の活動を活用して商談を行う Dynamics 365 の取引先企業と取引先担当者を活用する 電子メールトラッキング機能を使う Dynamics 365 の製品カタログで営業力を高める Dynamics 365 の製品ファミリとバンドルを作成する Dynamics 製品のプロパティを管理する Dynamics 365 の値引き表で商談を有利に運ぶ Dynamics 365 製品のクロスセル・アップセルを活用する Dynamics 365 で見積もりから請求書まで管理する Dynamics 365 でグラフを使ってみる Dynamics 365 でセールス ファネルを利用したリードの管理 Dynamics 365 で目標を管理する Dynamics 365 ダッシュボードで情報の可視化を行う Dynamics 365 のレポート機能でデータ分析を行う Dynamics 365 のウォールで最新の活動を追跡する Wordテンプレートで見積書を作成
2017.08.23 | supporting-sales-with-dynamics-365/

Wordテンプレートで見積書を作成

Author:Takafumi Noguchi

linkedIn

Word テンプレートを使い、自社の見積書を作成する手順をこちらにまとめます。

事前準備

まずは、営業案件を作成し、見積りで使用する製品をいくつか追加しておきます。今回は、営業案件に製品を2つ追加し、税額分も追加した見積もりを事前に作成しました。

合計金額はこの通りです。

見積りテンプレートの作成

それでは、見積りのテンプレートの作成にはいります。

Word テンプレートのダウンロード

まずは「設定」から「テンプレート」をクリックし、「ドキュメント テンプレート」をクリックします。

「新規」ボタンをクリックして、

Word のテンプレートを選択、「エンティティ別にフィルター」で 見積り を選択したら「エンティティの選択」をクリックします。

※ Project Service をインストールしていると、見積りが2つありますが quote のほうを選択します。

ここで 1:N の関連性からエンティティを選択します。

見積り では、下図のように 「製品」とフォーム上で表記されていますが

実際は 見積依頼明細行 というエンティティのサブグリッドであることがわかります。

そのため、1:N の関連付け より 見積依頼明細行 を選択します。

これで見積もり上で、選択された製品が表示されるように設定可能となります。テンプレートをダウンロードしましょう。

Word テンプレートの編集

ダウンロードした Word を開き、「開発」タブから XML マッピングウィンドウ をクリックします。

※ 表示されない場合は、オプションでリボンの設定から「開発」タブにチェックをいれて表示させます。

カスタム XML で urn:microsoft…. を選択します。

見積りと見積依頼明細行 に関連するフィールド内部名が表示されます。これらのフィールドを、Word ドキュメントに当て込むことで、テンプレート化されたドキュメントを生成できます。

たとえば、下図のような簡単な見積りにフィールドを割り当てていきます。

まず 件名 の個所に、見積りでは 名前 (name) をあてます。name を quote から探し、右クリックで 「コンテンツコントロールの挿入」から「リッチテキスト形式」をクリックします。

すると、件名 に name が挿入されたことがわかります。

この要領で、他の個所もフィールドを挿入します。※フィールド名を確認するのが大変な場合は、Metadata Browser. を活用すると便利です。

リピートする表をつくる

次に、見積りに関連付けられている 見積依頼明細行 の値を表に設定します。

まずは表に、製品名や数量、価格を追加します。

リピートしたい行のフィールドをすべて選択して、XML マッピングで、見積依頼明細行 (quote_details) エンティティ名上で右クリックから「コンテンツ コントロールの挿入」 で 繰り返し をクリックします。

これで、繰り返しする行は以下のように + が表示されました。

残りの小計や税額、合計を挿入したら完成です。Word テンプレートに適当な名前を入れて保存しておきます。

Word テンプレートのアップロード

最後にテンプレートをアップロードします。最初にテンプレートをダウンロードした画面で、「テンプレートのアップロード」をクリックして作成してテンプレートをアップロードします。

これで完成です。

見積書の作成

サンプルで作った見積りに戻り、上部メニューの ・・・ より「Word テンプレート」をクリックして、先ほどアップロードしたテンプレート名をクリックします。

ダウンロードされた Word を開くと、意図した通りに見積書ができました。

また、最近のアップデートで PDF として保存も可能になりました。個人的にはこのアップデートはかなり助かります。 ※ユーザーから、Word だとダウンロードした人が自由に値を変えられてしまうので、PDF 化してほしい、という要望がありました。

上部メニューから「PDFの作成」をクリックするとアップロードしたテンプレートを選択できるので、ダウンロードします。

PDF を見ると、なかなかいい感じですね。

以上が、Word テンプレートで見積書を作成する手順でした。一度設定すると使いまわしができるので、とても便利です。

ぜひご活用ください。

Dynamics 365 ブログ / supporting-sales-with-dynamics-365 /create-quote-by-word-template

Those who read this article have read other articles like this.

Popular articles